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最近、修理やお直しのご依頼が増えています。
こんなふうにもできますよ、の参考になるかなと、以前ご依頼いただいたネックレスの写真を
アップしてみます。

写真は、こちらのネックレス(Brown Diamond & Pearl(necklace)に、すこし長さを出したい、とのご要望でした。
10金チェーンや18金チェーンを長いものに替えると、金額がかなりかかってしまいますが、
2〜3センチでしたら、こんなふうに石やパールをワイヤで足すことで、対応できます。
そのうえ、かわいい。

うんと長くしたい場合は、やっぱりチェーン交換が妥当だとは思いますが、
こんなふうなのもあり、という一例として。

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後ろ姿も、ちょっと個性がでて、素敵になります。

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soco_long : White Pearl , Crystal Quartzの修理というかケアをしました。
友人が長く使ってくれているものです。

シルバーのワイヤーがすっかり黒くなっていて、でも、
放置されたから黒くなったわけじゃない、使い込みながら黒くなった黒さ、
て、こういうふうになるんだ、、と
このネックレスをケアしていて、知りました。
わたしは今まで、放置して黒くなった黒、しか知らなかったのです。

なんだか美しくて、うれしくて、いろんなことを思い出して、
よい午後だった気がします。
石も、キラキラながらあちこち傷ついて、それがまた美しく感じて、

ワイヤをそのままケアしたかったけど、伸びていたので新しいワイヤでつなぎ直しました。
なので、その前の、記念写真。





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ナノジュエリーは、手軽に使用できる金属のコート剤です。
どなたでも、簡単に使用できます。
七月では、お送りする前に、必ずこのナノジュエリーでコートしています。
(黒ずみを落とすキラテリアについてはこちら

通常、静止状態(身につけていない状態で放置して)で、半年から一年の間効果があるとされているようです。

自分で使用してみて、実感として、
確かに、酸化(硫化)、金属にでてくる黒ずみの速度が遅くなると感じています。
快適にアクセサリ(ジュエリー)を楽しむための、
とても有効なサポート役として、ぜひ取り入れていただきたいケア製品のひとつです。

リンク先は、相変わらず、ひとまずはAmazonにしています。
ナノジュエリー

以下、メーカーの説明です。


メーカーの説明

究極の地金コート剤。シルバーや金などの変色から解放されます。

■特徴
・経済的です
100CCボトルで使用方法にもよりますが甲丸指輪500回程度(1回あたり6円弱)使えます。
・安全です
自然素材ですから、安心です。
・簡単です
品物をナノジュエリーに1分〜2分つけて水洗いして乾燥するだけです。
ナノジュエリーは誰にでも簡単に金属の酸化防止、変色防止ができる画期的コート剤です。変色防止の効果は、通常の生活環境・静止状態において約半年〜1年間ほど持続します。
また、金属表面の付着物を除去する効果とその後表面をコートする、ダブルの効果が特徴です。天然石のついたジュエリーもそのままコートできます。
・天然素材
ナノジュエリーは、自然素材からつくられています。
薄い皮膜が金属とお肌が直接触れないようにするため、金属アレルギーをひきおこさなかった例もございます。(個人差があります)

※注意事項
多孔質の宝石やキズのある宝石は本液が浸透して色落ちするおそれがあります。ご使用にならないで下さい。また、宝石等のついた製品をコートする時は、目立たない所で色落ちなどの無いことを確認願います。




七月おすすめの使い方
(と言っても、当たり前のことばかりですが…)

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使用する前に、キャップしたままよく振って、しっかり混ぜてください。
写真のように、泡立つくらいでも問題ありません。
逆に、混ぜ方が足りないまま使用すると、液体が分離していることがあり、固形物が石や金属に付着したりすることもあります。


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ナノジュエリーにはとくに付属のフックは付いていないので、キラテリアなどに付属のものを使用すると便利です。なければ針金で作っても。


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フックにアクセサリをひっかけたら、1分〜1分半ほど液に浸し、
取り出してよく水洗いして、軽く水気をティッシュなどでたたくようにしてあらかた取り、そのまましばらく乾燥させます。できあがり!
小さなジップ袋に個別に入れて保存しましょう。

※水滴はあくまで軽く、ティッシュなどでたたく程度で。とくに、金属部分を強く拭きすぎると、せっかくのコーティングがとれてしまいます。





キラテリアとナノジュエリーを適切に併用すれば、
とても快適に、苦労無く、永く金属のアクセサリを気軽に楽しんでいただけると思います。
今、ぴかぴかのものばかりをお持ちでしたら、ナノジュエリーだけでも全く問題ありませんが、
もし、うっかりして黒ずんでしまったものをお持ちなら
キラテリア → ナノジュエリーの順で使用してみてください。
※ただ、あまりにも真っ黒になってしまった場合は、元に戻らないこともあります…そういう場合は、取り替えることで対応するしか方法がありません。



また気づいたことがあれば、追記いたします。

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お客様からお預かりしたネックレスを修理していて、
記事にしようと思い付いて写真を撮りました。
※ご了解いただいています。

これは、七月がはじまってほんとうにすぐの頃にオーダーいただいたパールのネックレス。
修理させていただくのも二度目です。
こんなふうに、長く愛用してくださっているのが、ほんとににやにやしてしまうくらいうれしいです。
(だって、修理にだしてくださるっていうことは、使っていて、なおかつこれからも着けてくださるってことですからね!)
時々こうして、手元に戻ってくるアクセサリたちは、
もう知らない顔をしてるようで、でもやっぱり、ものすごーく懐かしくて愛おしい。

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今回は、留め具の故障。
この留め具が特徴でもあったのですが、壊れてしまったのと、ちょっとつけ外しがスムーズでないのとで、

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ポピュラーな引き輪に付け替えました。写真ではわかりにくいけれど、持ちやすいようにすこし大き目の引き輪を選んでいます。
受け手のほうも、留めやすいように、いつもより大き目に仕上げました。


修理が済んだら、キラテリアで洗浄し(こちらの記事で詳しく紹介しています)てピカピカに。水分をしっかり取ったら、黒ずみ防止のコーティングをして、乾かし、セーム革で軽く拭いて仕上げ、完了です。

黒ずみ防止のコーティングは、七月でお送りする前には全てのアクセサリに施しています。
修理などで送っていただいた際は必ず毎回施していますが、未使用の状態で半年ほどの効果と言われているので、ホームケアとしてもキラテリアとともに取り入れてほしいものでもあります。
近々ブログでご紹介します。。(すみません、以前にもそう言っていた記憶が!)


18金、10金は言うまでもありませんが、14金ゴールドフィルドも、ときどき適切なお手入れをすれば、ほんとうに長く愛用していただけるものです。何世代も受け継いでいる例もあると聞きます。
あなたの一生には、きっと寄り添えます。
壊れても、七月に送ってくだされば、いつでも修理いたします。
金属部品、石などの実費は申し受けますが、
修理代金はいただいておりませんので、いつでもお申し付けください。
末永く、ご愛用いただけますように。

時々ご質問いただいていた、
アクセサリのお手入れ、ついでに保存方法について、
七月のおすすめの方法を、書いてみました。

長く、ばらけたテキストになってしまっています…まとまってません!すみません
ひとまず興味あるかたは、ざっとお読みください。


すべてのアクセサリのお手いれ、身につけた後


1. 柔らかい布で軽く拭く。

強く拭く必要はない。強く拭きすぎると、酸化防止のコーティング(七月でお送りする前にかけています)がはがれることもあるので、軽く汚れを落とす気持ちで。
めがね拭きのような布を一枚用意しておくと良いです。
セーム革なども適しています。
アクセサリクロスも良いですが、薬品がしみ込ませてあるタイプは避けてください。
(パール用のクロスなど、つや出し目的のものなら可。研磨剤入りはあまりおすすめしていません)


2. ジップ袋などに入れ、できるだけ空気を抜いてふたを閉める。
  箱などに入れて直射日光が当たらない場所で保管する。


アクセサリ、ジュエリー類は、かわいいお皿にいれたり、専用のハンガーやジュエリーボックスに入れて楽しみたいですよね。。でも、やっぱり、金属類は空気に触れっぱなしよりは、できるだけ密封を保ったほうが酸化は遅いし、石は光を避けた方が退色などの心配が少ないのです。
愛用しているものならばそれほど心配なくても、ある日ふっとそのままになってしまうことってありませんか?うっかり半年くらい日光や空気にさらしてほうっておくと、はっと気づいたときは黒ずみがでていたり、光に弱い石なら薄ぼんやりと色あせたような気がしたり。

まあ、そんなに神経質になることはないのですけど、うっかりすることって誰にでもあるので、
日頃からジップ袋+箱に閉まっておく癖がついていれば、転ばぬ先の杖、ってくらいの気持ちで…



1も気軽に続けていただけると良いですが、
なんと言っても2、が効き目ありです。
いちばんいけないのが…使いっぱなしでアクセサリトレイなどに放置すること。
一日二日、いや、一週間くらいなら大して問題はなくても、
うっかり数週間放置したりしたら、埃がつもったり汗汚れなどで金属は酸化します。

身につけることによって、肌の油、汚れ、また空気中の埃などが金属につき、
それを放置することによって金属のくもりや黒ずみは進みます。




素材に金属と石やパールのみが使われている場合(というか、糸が使われてない場合)

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キラテリア ←気軽に一品から購入ができるということで、ひとまずリンク先はアマゾンになっています

長く使わずにしまいこむ前、または
黒ずみが気になるときは、早めにジュエリークリーナーでお手入れするのもよいです。
おすすめは、モリモトのキラテリア。
この商品はわりといろいろな名前をつけられて売られているのを目にしますが、中身は同じだと思います

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キラテリアの付属品。ブラシと、アクセサリを引っ掛けて洗浄液に浸すためのワイヤーがついています

天然石(パール、オパール、ターコイズなども)全般に使用できますので、
ジュエリー一般は大抵のものが洗浄できると思います(七月で扱っているアクセサリも)
※わからない場合は、お問い合わせくださいね。
ただ、ウォーターオパールのみちょっと心配しています…
できれば金属部分のみの使用が望ましいです…


特に、石とワイヤの接点は、擦れによって黒ずみがちなので、
あまり黒くなる前に、気づいたらこまめに洗浄すると楽に手入れできます。

キラテリアの使い方は、説明書を読んでお使いください。
(洗浄液に1分から2分ほど浸して、水洗い、その後水気を拭き取る、が基本です。
 水洗いのあとは、びしょぬれで放置よりは、水気を軽く拭き取った方が、乾いたカルキが付着する心配などがないと思います)

汚れが落ちにくいときは、付属のブラシに洗浄液をつけて、軽くこすってください。
(あくまで軽く、様子を見ながら。様子を見るのって、大事です!)


日頃から、ざぶざぶ使用する必要はないので、
あくまでも、必要な時のみ、お使いいただくことをお勧めします。
ターコイズやパールなど多孔質にも使用できるマイルドな洗浄液ではありますが、
石の立場からいえば、使用回数は少ないほうが安全です。


14金ゴールドフィルドは、表面は14金そのものなので、
きちんと手入れがされていれば、永く愛用していただけるものです。
でも、無垢とちがって、削ることはできないので、
あまり黒ずみが進んでしまうと、もとに戻すのは難しいかもしれません。



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キラテリアを使用してみた例。

アンターニッシュシルバーのワイヤー、14金ゴールドフィルドの組み合わせのチェーン。石はレインボームンストーン。
一分ほど液に浸して、水洗いして、水気を拭き取ったところ。

下のチェーン(洗浄前)はなんとなく黒ずみ、
上のチェーン(洗浄後)は輝いているのがわかるでしょうか。

もっと黒ずみが進むと、チェーンと石の隙間をひとつひとつ手でブラッシングする必要がでてきますが、
このくらいなら、浸けるだけで簡単にきれいになります。


(2016.08.27追記)※ただし、なにごともやりすぎはよくありません。
ぴかぴかなのに、あまりにもひんぱんにキラテリアを使用しすぎるのも、考えもの。
弱いとはいえ、薬剤なので、すこしずつものを劣化させてはゆきますので、
ほどよく適切に、付き合っていただけたらいいなあと思います。



次は、ナノジュエリー(コート剤)についても書きたいです。(2015.03.25追記:書きました。こちら→ナノジュエリー(コート剤)について
特に黒ずみなどの問題を感じていない場合は、こちらのほうがおすすめなので。
簡単な手入れで半年から一年、輝きを保ってくれるコート剤です。


どうぞよろしくお願いいたします。

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七月について
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