時々ご質問いただいていた、
アクセサリのお手入れ、ついでに保存方法について、
七月のおすすめの方法を、書いてみました。
長く、ばらけたテキストになってしまっています…まとまってません!すみません
ひとまず興味あるかたは、ざっとお読みください。
すべてのアクセサリのお手いれ、身につけた後
1. 柔らかい布で軽く拭く。
強く拭く必要はない。強く拭きすぎると、酸化防止のコーティング(七月でお送りする前にかけています)がはがれることもあるので、軽く汚れを落とす気持ちで。
めがね拭きのような布を一枚用意しておくと良いです。
セーム革なども適しています。
アクセサリクロスも良いですが、薬品がしみ込ませてあるタイプは避けてください。
(パール用のクロスなど、つや出し目的のものなら可。研磨剤入りはあまりおすすめしていません)
2. ジップ袋などに入れ、できるだけ空気を抜いてふたを閉める。
箱などに入れて直射日光が当たらない場所で保管する。
アクセサリ、ジュエリー類は、かわいいお皿にいれたり、専用のハンガーやジュエリーボックスに入れて楽しみたいですよね。。でも、やっぱり、金属類は空気に触れっぱなしよりは、できるだけ密封を保ったほうが酸化は遅いし、石は光を避けた方が退色などの心配が少ないのです。
愛用しているものならばそれほど心配なくても、ある日ふっとそのままになってしまうことってありませんか?うっかり半年くらい日光や空気にさらしてほうっておくと、はっと気づいたときは黒ずみがでていたり、光に弱い石なら薄ぼんやりと色あせたような気がしたり。
まあ、そんなに神経質になることはないのですけど、うっかりすることって誰にでもあるので、
日頃からジップ袋+箱に閉まっておく癖がついていれば、転ばぬ先の杖、ってくらいの気持ちで…
1も気軽に続けていただけると良いですが、
なんと言っても2、が効き目ありです。
いちばんいけないのが…使いっぱなしでアクセサリトレイなどに放置すること。
一日二日、いや、一週間くらいなら大して問題はなくても、
うっかり数週間放置したりしたら、埃がつもったり汗汚れなどで金属は酸化します。
身につけることによって、肌の油、汚れ、また空気中の埃などが金属につき、
それを放置することによって金属のくもりや黒ずみは進みます。
素材に金属と石やパールのみが使われている場合(というか、糸が使われてない場合)
キラテリア ←気軽に一品から購入ができるということで、ひとまずリンク先はアマゾンになっています
長く使わずにしまいこむ前、または
黒ずみが気になるときは、早めにジュエリークリーナーでお手入れするのもよいです。
おすすめは、モリモトのキラテリア。
この商品はわりといろいろな名前をつけられて売られているのを目にしますが、中身は同じだと思います
キラテリアの付属品。ブラシと、アクセサリを引っ掛けて洗浄液に浸すためのワイヤーがついています
天然石(パール、オパール、ターコイズなども)全般に使用できますので、
ジュエリー一般は大抵のものが洗浄できると思います(七月で扱っているアクセサリも)
※わからない場合は、お問い合わせくださいね。
ただ、ウォーターオパールのみちょっと心配しています…
できれば金属部分のみの使用が望ましいです…
特に、石とワイヤの接点は、擦れによって黒ずみがちなので、
あまり黒くなる前に、気づいたらこまめに洗浄すると楽に手入れできます。
キラテリアの使い方は、説明書を読んでお使いください。
(洗浄液に1分から2分ほど浸して、水洗い、その後水気を拭き取る、が基本です。
水洗いのあとは、びしょぬれで放置よりは、水気を軽く拭き取った方が、乾いたカルキが付着する心配などがないと思います)
汚れが落ちにくいときは、付属のブラシに洗浄液をつけて、軽くこすってください。
(あくまで軽く、様子を見ながら。様子を見るのって、大事です!)
日頃から、ざぶざぶ使用する必要はないので、
あくまでも、必要な時のみ、お使いいただくことをお勧めします。
ターコイズやパールなど多孔質にも使用できるマイルドな洗浄液ではありますが、
石の立場からいえば、使用回数は少ないほうが安全です。
14金ゴールドフィルドは、表面は14金そのものなので、
きちんと手入れがされていれば、永く愛用していただけるものです。
でも、無垢とちがって、削ることはできないので、
あまり黒ずみが進んでしまうと、もとに戻すのは難しいかもしれません。
キラテリアを使用してみた例。
アンターニッシュシルバーのワイヤー、14金ゴールドフィルドの組み合わせのチェーン。石はレインボームンストーン。
一分ほど液に浸して、水洗いして、水気を拭き取ったところ。
下のチェーン(洗浄前)はなんとなく黒ずみ、
上のチェーン(洗浄後)は輝いているのがわかるでしょうか。
もっと黒ずみが進むと、チェーンと石の隙間をひとつひとつ手でブラッシングする必要がでてきますが、
このくらいなら、浸けるだけで簡単にきれいになります。
(2016.08.27追記)※ただし、なにごともやりすぎはよくありません。
ぴかぴかなのに、あまりにもひんぱんにキラテリアを使用しすぎるのも、考えもの。
弱いとはいえ、薬剤なので、すこしずつものを劣化させてはゆきますので、
ほどよく適切に、付き合っていただけたらいいなあと思います。
次は、ナノジュエリー(コート剤)についても
書きたいです。(2015.03.25追記:書きました。こちら→
ナノジュエリー(コート剤)について)
特に黒ずみなどの問題を感じていない場合は、こちらのほうがおすすめなので。
簡単な手入れで半年から一年、輝きを保ってくれるコート剤です。
どうぞよろしくお願いいたします。